会社の定期面接

仕事上の本音と建前

社員全員を対象とした面接があった。

面接官は人事部の幹部3人だ。

お題は
ボーナスと年収について

面接官
「会社は社員に、精一杯還元しています」
「どう感じますか?」

 

心の声

「どうって!?確かに、学歴の割にはもらっている気はするが、サービス残業やサービスの休日出勤など含めたら妥当なんじゃないですか!!!」

とは言えず、、、

 

 

ぼく

「私は他の社員の方と比べると、下請けや協力会社の方と一緒に仕事する機会が多いです。何気に会話する中からでも、わが社は給与面や福利厚生などでも恵まれていることを肌で感じます」

 

 

面接官

「どう恵まれている?」

ぼく

「500万円でうちにこないかと誘われることがあります。その時点で給与面ではわが社がいいと感じます。図面の出力一つにしても設備の違いで処理時間が圧倒的にうちが勝っています。恵まれた環境で働かせてもらっていると実感します」

 

 

面接官

「福利厚生が他の会社より良いとは?」

 

ぼく

「下請けの社長が、社員ができるように○○の設備やソフトを導入した、すごいだろ!」と言ってました。わが社では、すでにそれ以上の設備が揃っています」「夏場は社員が熱中症で倒れないように製氷機を導入して、いつも冷たいお茶を用意してあるすごいだろ!と言ってました。わが社では、ジュースから水まで全て支給です」「社員にはiPad miniを持たせてある、すごいだろ!と言ってました。わが社では、iPad proです」

 

面接官
「わが社が恵まれていることを肌で感じている。素晴らしい体験です。社長が聞いたら喜ぶような100点の回答ありがとうございます」
「感じた思いを、ぜひ後輩へ伝えて下さい」「逆に下請けさんや協力会社の方が恵まれていると思ったことありますか!?」
あれば弊社でも取り入れていきたいので」

心の声
「元請けとしての責任がない」
「代休がある」
「有給がつかえる」
「社員同士が牽制し合ったダラダラ残業がない」
「パワハラ上司がいない」

とは言えず、、、

 

ぼく

「わが社以上のものは、ないと思います」

 

 

面接官
「わかりました。それでは、次の内容に話題を移します」

 

以上のような、本音が言えないくだらない面接だった。

「本音が言えない」

情けない。
僕はチキンだ、サラリーマンだ!!

つづきは、また!!