RCCM資格試験の択一問題
問題2と4は慣れると2択までは絞れるようになる。
しかし、問題4-2は専門知識を必要とする。
問題もマニアックだ。
問題2と4と違い、なかなか2択までは絞れない。
専門分野以外からは、覚える用語も多い。
勉強は大変だと思う。
過去問を繰り返してやる必要がある。
僕が勉強の合間に読んだ「ドラゴン桜」
択一問題の解き方についてヒントを得た。
簡単にではあるが、解き方を紹介する。
また問題2、問題4-1にも応用が可能だ。
元暴走族の弁護士が経営の傾いた高校を再建するため、学生から東大合格者を出そうと奮闘する姿を描く。
漫画作品としての面白さももちろんだが、題材にしている「受験」に関するテクニックや勉強法などが話題を呼び、人気に火が付いた。
2003年、講談社「週刊モーニング」で連載が開始された漫画作品。
試験勉強のモチベーションアップに読んでいる。
高校生の読書感想文にするべき作品だと思う。
僕が高校生の頃に、この漫画に出会えてたらきっと大学を目指していたと思う。
そして、夢中になれる仕事に出会えていたはずだ。
しかし、現実は甘くない!
「作る人も人だから、上から怒られたくない」
問題作成者の裏事情がうかがえる。
僕も仕事で、上から怒られたくない。
気持ちが痛いほど分かる。
作成して上司から褒められるテストは、
「平均点60点のテスト」である。
そのため問題作成者は平均が60点になるように懸命に努力しているそうだ。
RCCMの問題では、
「誤っているものを選びなさい」
「正しいものを選びなさい」です。
特に8割~9割は
「誤っているものを選びなさい」だと思う。
上記の漫画のように
「誤っているものを選びなさい」は
問題作成者が正解を一つ、不正解を三つ作る。
不正解のパターン
・反対(正解とは逆のこと)
・すりかえ
(本文の言葉を使うが論旨が異なる)
・言い過ぎ
(必ず、だけ、すべて、のみ、絶対、常に)
・不足(言い足りなくて論として不十分)
・勝手なことを言う(世間的には正しいこと)
それらに注意すれば、正解を導きやすい。
▼演習問題として
「RCCM 平成27年 問題4-2河川、砂防及び海岸・海洋」の問題より
4.河道変化に関する記述として、誤っているものをa~dのなかから選びなさい。
a.河岸侵食は、大出水時に必ず大きくなるため、大規模出水後に整理することが望ましい。
b.河床材料の経年変化は、河道の地形変化を規定し得るため、地形の経年変化と対応させて把握すべき項目である。
c.河口砂州については、洪水によるフラッシュの度合いと洪水規模等との関連性を把握することが重要である。
d.植物体に作用する流体力による植物の破壊・流失、樹木の倒伏・流失等による群落の流失や縮小は、河道変化を把握する際の重要な項目となる。
僕は河川が専門ではありません。
どの文章も正解しているように思える。
不正解のパターンに当て込むと
「言い過ぎ」の中の、必ずが該当する。
a.河岸侵食は、大出水時に必ず大きくなるため、大規模出水後に整理することが望ましい。
正解はaである
「RCCM 平成30年 問題2」の問題より
6. 公共土木設計業務等標準委託契約約款に規定する貸与品等について、誤っているものをa~dのなかから選びなさい。
a. 受注者は、貸与品等の引渡しを受けたときは、発注者に借用書又は受領書を提出しなければならない。
b. 受注者は、設計図書に定めるところにより、業務の完了、設計図書の変更等によって不用となった貸与品等は発注者に返還しなくてもよい。
c. 受注者は、故意又は過失により貸与品等が滅失若しくはき損し、又はその返還が不可能となったときは、発注者の指定した期間内に代品を納め、若しくは原状に復して返還し、又は返還に代えて損害を賠償しなければならない。
d. 受注者は、貸与品等を善良な管理者の注意をもって管理しなければならない。
よく読めば、当たり前のことが書かれている。
a.c.dは、正解です。
ひっかけですら、ない。
b. は貸与品等は発注者に返還しなければならないの反対(正解とは逆のこと)に該当します。
正解はbである
一概にすべてが当てはまる訳でない。
だが問題を作成するまでの過程、不正解のパターンなどを思い浮かべながら問題を解いてみよう。
意外と問題から正解を導き出せる場合もある。
ぜひ試験勉強の参考にして欲しい。